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  • 単独著
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  • 電源を含む精密アナログ電子回路の設計・開発、およびその教育、技術指導。センサ・アクチュエータシステムの構築。電子機器の不良解析指導および再発防止指導。解析主導型設計の推進と回路シミュレータの実践的活用指導。技術的側面からのプロジェクト管理指導。

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2009年10月 3日 (土)

魚眼レンズ

003 ←魚眼アダプタ+コンパクトデジカメで撮影した我が家の猫。室内での魚眼撮影はフラッシュが効かないのでうまくとれなかった。魚眼レンズの樽型歪で我が家の猫は可愛くは撮れない。

やはり、屋外で近接撮影しないと面白い画像にはならないようだ。

周辺をトリミングしたので、この分解能ではあまり色収差は目立っていない。

魚眼レンズの先玉は、レンズ枠より突出した凸面と、半球状にえぐれた第2面が必要なようだ。電子図書館で調べてみると、特許の中で収差図が記載されたものがある。色収差はかなり大きい。

1枚目のレンズで大きく光線を曲げるので、周辺視野の色収差や像面歪曲の補正がむずかしいらしい。

画角180度を得るには、レンズに入射する光を最大90度程度曲げる必要がある。また、写像の関係から、周辺が大きく圧縮する必要がある。

たぶん魚眼光学系を用いた1カメラ方式の車のフロンントサイドビュウモニタを採用している車種もある。

これは、フロントサイドビューセンサとしてまったく役に立たない。フロントサイドビューを使う時には、真横からやってくる車や自転車をしかるべき距離で視認できるだけの解像度が必要である。いくら画像ひずみ補正を行ったとしても特に青色のにじみが大きく、視認性が大きく損なわれる。

クレームをつけて、ディーラベースで純正品ではない2カメラ方式のフロントサイドビューモニタに交換して貰ったが、格段に見やすくなった。

純正品はカタログ記載の画角も満足していなかった。

真横を鮮明に見たい用途に、魚眼光学系を使用する発想など、あまりにも素姓が悪くメーカーの工学的センスを疑う。

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