台風18号
台風18号は本州を北上している。今時分は福島県辺り。茨城では、時々強い風が吹くが、日差しも顔をのぞかせるまで天候が回復した。
幸いにも、関東地方では予想されたよりも被害は少ないようだ。
1953年の台風13号のときには、上陸地点近くの海近くに住んでいたので高潮で床上浸水、潮位の上げ方は非常に早く、家事道具を殆ど退避させる間もなかった。海水による床上浸水なので、後片付けが大変だった。
50年前の伊勢湾台風は最大勢力時800ヘクトパスカル台になった非常に強く暴風域も広い大型台風であった。この時は夜で満潮近くだったので再びの高潮が心配されていたが、床下浸水で済んだ。しかし、風は非常に強く、町では倒壊した家屋もあった。風で飛ばされた瓦の破片が時折トタンの屋根を突き破る。伊勢神宮(内宮)の森は、多くの倒木のためすっかり明るくなってしまった。この地方では数100年に一度の災害であったことをうかがわせる。そして、輪中では多くの人命が高潮により失われた。
1961年の第二室戸台風の時は、昼間で中心が西側をかすめた。瓦に何か物が当たると、パラパラと列をなして瓦が飛び去る。このときも強力な台風であったが、伊勢湾台風の洗礼を既に受けていたので郷里の被害は比較的少なかった。
振り返ってみると、東京周辺に非常に強い大型台風が直撃したケースは近年ほとんどない。備えは大丈夫だろうか。
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