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2009年12月 1日 (火)

アナログオシロスコープ

いまはデジタルオシロスコープ全盛である。

アナログオシロスコープはもう国産品は市販されていないらしい。(追記:少なくとも岩通とテクシオ:旧ケンウッドの物がまだあります。一部海外生産ですが、アナログオシロ用ブラウン管を内製しているメーカーもあるようです。)

それでも、アナログエンジニアは主にアナログオシロスコープを愛用している。

理由はいくつかある。

アナログオシロスコープは波形の細部まで見える。種々工夫ししっかり観測すると1/1000より細かい波形を観測できる。11bitから12bit分解能が得られる。デジタルオシロは8bit分解能だ。サンプリングしていないのでナイキスト制限によるアーチファクトがない。

アナログオシロは輝線の輝度を上げれば、スパイク性の波形も見逃すことはない。

ベースラインのノイズが少なく、ノイズと波形を混同することもない。デジタルオシロの多くは±1LSBは常時変動しているので微小発振を見逃しやすい。

操作方法もアナログオシロではほぼ統一されているが、デジタルオシロでは必ずしも同じではなく機種依存性がある。

問題は記録性であるが、周期性の現象なら今はデジタルカメラで撮影することで記録をアナログオシロも簡単に残せる。

このような理由から、アナログ回路開発にはアナログオシロ、それも帯域が必要十分な物が好適である。帯域を欲張らなければ、低価格品の方が良好な電圧軸S/Nを有する。それに対して、デジタルオシロは広帯域のアンプを使い、フラッシュA/Dで高速サンプリングするからアナログオシロよりS/Nは一般的に悪い。

かくして、アナログ回路開発にはアナログオシロスコープが必須だと私は今も考えている。

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コメント

 国産品がないというのは、国内メーカからは出ていないという意味ではなくて、製造地が日本ではないという意味なんでしょうか?
 国内メーカということなら、岩通計測とテクシオ(元ケンウッドTMI,会社はニッケテクノシステム)のものがまだあります。いつなくなってもおかしくない感じではありますが…
 岩通のアナログオシロならブラウン管は日本製だろうと思います。ただし、岩通のオシロは最大感度が2mV/divなので、岡山様の求めるアナログオシロからは外れてしまうとは思います。

UTiCDさん おはようございます。
正確なコメントありがとうございました。テクシオが元ケンウッドとは知りませんでした。
岩通も確認しました。サイトではアナログオシロ用ブラウン管を内製しているようです。

”アナログ回路開発にはアナログオシロスコープが必須”には、同感です。

パナソニック製オシロには非常にお世話になりました。アジレントのデジタルオシロでは見えないものが
結構あります。デジタルオシロでは観測できない部分は、アナログオシロで確認していました。

最近の若いエンジニアは、アナログオシロを使わない人がほとんど。アナログオシロで見えるものを見ないで成長すると、おそらく設計トラブルが発生するとき、苦労することでしょう。

ちなみに、身の回りにには、アジレントのデジタルオシロスコープばかり。アナログオシロスコープは、パナソニック製(20年前)の古いタイプしか、什器として残っておりません。消耗品といえるプローブも購入することができない状況です。

岩通のアナログオシロは、アナログオシロとしては性能がよいと思います。岩通オシロは高価すぎて、結局アジレントばかり購入しているといったところでしょうか。

おとん@さん こんばんは。
アナログオシロはデジタルオシロで見えないものも見えますね。精密アナログ回路では、細部の波形も見える上に、原理が単純ですからアーチファクトもない。若い人に、波形をスケッチさせると彼らに見えているものがよくわかります。観察しないでセーブして、はい、終わりのような方が少なからず存在するようです。

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