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  • 単独著
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  • 電源を含む精密アナログ電子回路の設計・開発、およびその教育、技術指導。センサ・アクチュエータシステムの構築。電子機器の不良解析指導および再発防止指導。解析主導型設計の推進と回路シミュレータの実践的活用指導。技術的側面からのプロジェクト管理指導。

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2010年3月 2日 (火)

小さな土木工事

小さな土木工事。もう40年近く前に行ったある土地の敷地の土盛り工事のことである。

工務店の営業マンがやってきて住宅の勧誘にやってきた。しばらく家は建てないが、土盛り工事の話はあると言うと、見積もりを当然持ってきた。土地は3度くらいの傾斜地。

見積書の埋め立て量は、通常のm^3単位で記載されていた。あなたはプロ。私は素人。私は素人なので、この点を基準にして路面より20cmかさ上げしてほしい、この部分は山砂利でこの部分は黒土でとの見積もりにして頂いた。私には、土量がほぐれた土か、埋め立て結果なのか良くわからないし、埋め立て量を点検する術がないからだった。

この条件なら結果でわかる。土質は見ればわかるし、水平面が出ているかどうかは水準器を使えば0.5度程度位で測れるからだ。再提出させた見積もりはプロ向けの埋め立て量ではなく、仕上がり基準となった。

工事中何度か埋め立ての土を点検した。土質は注文どうり。埋め立て土量は当初見積もりの実に2倍近く。しかし、契約は土量ではなく仕上がり地面高さだったから割増はなし。いや、値上げ要望があったがはねつけたのかも知れない。記憶は定かではない。若かりし頃のアナログエンジニア流の契約の仕方。

工務店にとっては小さな工事かもしれないが、当時の年収の半年分に近い金額の契約だったと記憶している。そこでの2倍の見積もり差額は個人にとってかなり大きなものだった。

営業マンは赤字になりましたとぼやいたが・・・

個人として契約するときには、自分で責任を負えるあるいはチェックできる文面が重要だとこのとき以来身にしみた。

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