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  • 単独著
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  • 電源を含む精密アナログ電子回路の設計・開発、およびその教育、技術指導。センサ・アクチュエータシステムの構築。電子機器の不良解析指導および再発防止指導。解析主導型設計の推進と回路シミュレータの実践的活用指導。技術的側面からのプロジェクト管理指導。

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2010年4月19日 (月)

回路屋の育ち方14

アナログエンジニアは若い頃、一度転職している。

光学器メーカーから計測器メーカーへとの転職だ。

光学器メーカーには15カ月ほど在職した。大学紛争の年の卒業だったので、卒業は6月、そして、新人Grで洋書を教科書に幾何光学と物理光学を皆で自主勉強していた。

センサには回路がつきもので、転職を決意したころから、トランジスタ・ダイオードの勉強を必死になってやった。このときの勉強がその後の回路屋としての素養となった。教材は7冊シリーズの洋書の翻訳本である。

この時代は、第1次オイルショックの前で、景気も良い時代だったので首尾よく転職できた。

計測器メーカーに就職の際、課長さんが2人出てきて、計装エンジニアをやるかセンサエンジニアやるかの選択肢が示された。もちろんセンサエンジニアを選択したので今日の自分がいる。

転職後配属された職場は、工業計測器の差圧・圧力計を作っている設計職場で、当時、激しい開発競争が行われていた分野である。通常の環境仕様は-20~+80℃が回路の標準環境で、腐食性の流体を対象にすることもある。

当然、過去の製品履歴の記録も残っていて、自分が開発の一端を分担することになったとき、その記録のほとんどに目を通し、頭の中に記憶した。フィールドデーターは、実時間の生の信頼性データーである。そして、自分ならどう設計するか、何を検討課題にするかの感性が磨かれた。

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