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    私への講演、セミナー、技術指導などのご依頼はこちらまで↓ okayamaproあっとまーくyahoo.co.jp  あっとまーくは半角の@にしてください
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  • 電源を含む精密アナログ電子回路の設計・開発、およびその教育、技術指導。センサ・アクチュエータシステムの構築。電子機器の不良解析指導および再発防止指導。解析主導型設計の推進と回路シミュレータの実践的活用指導。技術的側面からのプロジェクト管理指導。

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2010年4月23日 (金)

回路屋の育ち方15

技術士の部門分類ではないが、電気・電子は見えないものを扱う。

電子計測器がないと殆ど何も調べることができない。

しかも、測定個所の選択には、ここを測ればなにそれがわかる、というアクティブな作業である。何も考えないでの測定はあり得ない。

私は主にセンサ関連の電子回路を扱ってきた。

センサは励起回路の出力を上げれば、信号レベルが上がるものが多い。しかし、上げすぎると自己加熱などの問題や特性変化の問題がでてくる。センサの出力端で直接測定できない場合がかなりあるので、少なくともプリアンプ部は動作を信じての計測になることが多い。

センサ回路は、電源と測定器を作っているようなもので、電子回路の信号処理なしにセンサ特性を測れる方が珍しいと思う。センサの疑似信号を作るのも簡単とは限らない。

直接測定できない信号を可視化する。それがセンサエレクトロニクスだ。見える物しか扱っていない人の感性とは異なる。見えないものを見えた、理解できた、測定できたと感じるためには、回路に全幅の信頼を置いていなければならない。新しい世界を見るためには、どうしても間接測定とのクロスチェックも必要となる。

幸い、アナログエンジニアは検流計を学生時代に扱い、針式テスタで永らく仕事をしたので、電子測定の結果を機械的に見た経験が残っている。

最近はやりの見せる理科教育のデモは場合によっては真実を語らない。見えない世界を間接的にに見えるようにする技術が電子の世界だろう。

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今日は禁煙2日目経過、吸いたい欲望がさら強くなる。我慢できているのはニコチンパッチのおかげ。ヘビースモーカーで煙草歴が長いから、喫煙願望はもっと強くなってくるだろうな・・・ 

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随想」カテゴリの記事

コメント

はじめまして。junです。
毎日、楽しく拝見しています。お書きになられている、記事については、回路屋の端くれとしては、恐れ多くてコメントできないのですが、「禁煙」始めたとのことで..はじめてコメントさせていただきます。禁煙がんばってください!
世の中の電子回路のブラックボックス化については、まったくそのとおりだと感じています。幸いにも娘(まだ小学生ですが)たちは両親の影響か理科が大好きで、家庭内でもモノの仕組みについて話題にあがったりします。そんなときは、自分のわかる範囲で教えています。是非、禁煙を成功させて、これからもおもしろい記事をお願いします。

junさん こんばんは。
電子回路は条件が緩やかな部分から集積化が進み、同時にブラックボックスになってしまします。おそらく、半導体メーカー内でも、分業化が進んでいることと思います。
モノが一般の人には空気のような存在になり、メーカーも裏舞台を見せない時代かも知れません。この状態で、理科に興味を持たせることはとても困難だと危機感を持っています。
「禁煙」を意識するとなお吸いたくなる、それが煙草の麻薬性だと思います。がんばります。

私は半導体メーカでADCとその周辺回路の設計をしております。センサを含めたシステム全体を把握しておかないと、ICのアナログフロントエンドも設計できません。
アナログエンジニアさんの記事を楽しみに読ませて頂いております。禁煙の成功をお祈りいたします。

essemyさん こんばんは。
私はADCは2重積分形しか作ったことがないですが、逐次比較形はSWと抵抗精度が厳しく必要なのでプロセスの方もよく知らないと設計できないですね。この分野は各社に有名な設計者がいるようです。
禁煙、ブログにUPしたので、まずはニコチンパッチを付けられる2カ月間頑張ろうと思っています。

2重積分を作ったことがあるとは、さすが経験豊富ですね。私も2重積分では、外付けの容量素子の選択に苦労しました。最近では、ΔΣ形もよく使われるようになってきました。SARの内部DACは容量や抵抗で作成しますが、比精度を確保するために配置には各社工夫しています。
どれも30年前からある回路ですが、ご指摘のとおり、半導体物性、デバイス構造、製造プロセスの知識に加えて、電子回路を組み上げる力量が求められ、現在では設計者は少ないです。こういうようなICは、外国製が主流です。
ADCの周辺回路も面白いです。周辺回路の値段が、シリコンよりも高くなる場合がよくあります。本ブログ記事で書かれていたような、シルバードマイカを用いる場合もございます。
お返事いただき、嬉しさのあまり、おしゃべりが過ぎました。失礼します。

essemyさま おはようございます。
2重積分形では誘電体吸収の少ないポリプロピレン箔電極コンデンサを使っていました。履歴が残るのを最小化するためです。積分振幅1.2Vで15bit分解能の低電力仕様で作りました。±15Vが使えるなら20bit相当になりますか。μパワー回路なのでコンパレーターの品種選択は実回路に種々の品種を組み込み選択し、アメリカ製の物を使いました。
2重積分形のRCは短期安定度しかいらず、直線性が良好なので・・・。
シルバードマイカは温度係数低、精度高、誘電体吸収小が必要な時に使いました。

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