はめ込み合成カタログ
はめ込み合成写真やイメージ図を用いたカタログ類は世の中にあふれている。
しかし、それらを用いた多くのカタログは、意図的な優位誤認をさせる可能性がある。
たとえば、よくある双眼鏡のカタログ特に倍率をうたい文句にしているものでは、実際にそのように見えない。小さい対物レンズでの高倍率では像は暗く、ぼけるのが普通。しかも、手持ちであると、8倍程度以下でも対象物を安定に捉える事ができない。超一流メーカーではこのような宣伝方法はとらない。2流3流メーカーのやることだ。
もう一例、イメージ図ならどのような表現をしようと構わないと考えている自動車メーカのカタログもある。モニターの視野が明らかに不足しているのだ。これはクレームをつけて別のモニターに変えて頂いた。カタログは契約書と同じ。自動車はカタログを見て買うもの、後で細かい使用上の制約を付けられても話にならない。
いま、自動車メーカーは厳しい目を向けられているが、傲慢とさえいえる取引条件で商売してきた付けが回ったに過ぎない。不具合を無視するケースにも複数社で経験している。
キーレスエントリーシステム、意外に不具合が多い。話題のメーカーでは、車を離れるとき、ある距離になると散発的に開錠されることがあった。メーカーは何らかの形でキーを押したのではないかと取り合わない。しかし、鍵を手に掲げて車を離れても同じ事象が生じたのだ。
電子化の進展に伴い、再現しにくい散発的トラブルが出やすいのは必定。しかも、多くは肝心な時に発生する。いま、そのような不具合に対しメーカーの姿勢が厳しく問われている時代となりつつある。
コスト節約の目的で、不良部品交換をなるべく回避するようにディーラーに圧力を掛けているメーカーも存在するとの噂もいくつか聞く。
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