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2010年4月21日 (水)

強制換気式石油暖房機

強制換気式石油暖房機の実物を若い人は見かけたことがあるだろうか。

少なくともここ10年くらい、私は見かけたことがない。今も製作されているのだろうか。

我が家では、かって、強制換気式石油暖房機を使用していた。

外部石油タンクを使えるので給油の手間がいらない。暖房用出力が大きい。室内の空気を汚さない。石油なのにタイマーが使用できるなどの利点がある。

欠点としては、熱風を床近くから吹き出すので、木の床が傷みやすいこと、何よりも故障が多いことが挙げられる。

紫外線炎センサーや過熱センサーなど多数のセンサを備え、熱交換もやっているので複雑な装置だった。安全装置の故障が多く、しょっちゅう、安全サイドで停止して修理した記憶がある。センサの消耗が早く、保守が欠かせない。維持できなくなって、10年前には我が家から消えていた。

現在の我が家は、対流式の石油ストーブを補助にヒートポンプ式エアコンがメインである。この組み合わせで、冬場は3-4室を暖房している。間仕切り断熱、床断熱、2重サッシを使っているので、コンクリート建屋より、広い範囲の暖房ができるのだ。しかし、エアコンだけだと気温の上昇速度が遅いので、石油ストーブは室内気温の急速な立ち上げ用に使っている。

一昨日で、ポリタンの灯油を使いきった。今シーズンの石油ストーブの出番はおしまい。と思いたい。

強制換気式石油暖房機:消えた家電品の一つかも知れない。しかし、今もリコールのTVコマーシャルが流されている。

その一方で、石油ボイラーは築35年でまだ2代目である。この差はどこから来るのだろうか。家電品は意外に長く使用される。安く、安全で、信頼性が高いことが要求される。

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