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  • 電源を含む精密アナログ電子回路の設計・開発、およびその教育、技術指導。センサ・アクチュエータシステムの構築。電子機器の不良解析指導および再発防止指導。解析主導型設計の推進と回路シミュレータの実践的活用指導。技術的側面からのプロジェクト管理指導。

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2010年5月22日 (土)

戻り離れ

射の瞬間に引き手が戻ってしまう射がある。もちろんミスショットである。

戻り離れの場合には、矢の加速距離が短くなり、かつ、最大張力が下がるので矢の初速は低下する。

矢の初速60m/sの男子競技者では、1cmの戻りで約1.5%程度の初速減少を生じる。この初速低下は70m先では着弾が約20cm下側になる。正確に照準できていたとしても、6点に着弾する可能性が高い。

さらに、戻り離れの場合には引き手と押し手のバランスが崩れ、射の瞬間には照準方向が狂うことが多い。押し手も戻される場合には、右射手で矢は右方向に射出される。押し手が強い場合、矢は押しすぎなので左方向に行く。

矢の加速時間は2/100~3/100秒程度であるが、実際に矢を離すときにには既に両手が動いているものと考えられる。これを避けるためには射の前後で押し手、引き手とも同じ姿勢を保っている必要がある。気持ち的には、射の前後、特に射の後しばらくの間姿勢を固定している必要がある。フォロースルー。

照準を的内から外れた状態で射つ人はまず、いないので、離れの瞬間の動きで大きなミスショットに繋がる。

30、50mの短距離では戻り離れに伴う初速変化の影響は少なくなるが、戻り離れに伴う左右方向のブレも生じやすい。弦をきちんと顔の一部に押しつけた状態でいつも射つことができれば、戻り離れは無くなる筈だが、体型により戻りやすい場合がある。

ここのところ、戻り離れ的なミスショットが出やすいので、私は要注意。点数も大きく乱高下している。今シーズンは、町内会の役員をしているので、あまり試合には出られない。来シーズンに期待して、体力作りをやっておかねば・・・。

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