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  • 電源を含む精密アナログ電子回路の設計・開発、およびその教育、技術指導。センサ・アクチュエータシステムの構築。電子機器の不良解析指導および再発防止指導。解析主導型設計の推進と回路シミュレータの実践的活用指導。技術的側面からのプロジェクト管理指導。

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2010年9月 9日 (木)

金属箔抵抗

アナログエンジニアは要所にいくつかの金属箔抵抗を用いることがある。極めて高安定・高精度・低温度係数・低ノイズであるから、精密アナログ回路では必須の部品に近い。

チップ金属箔抵抗もあるが、小ロットでは入手しにくい。

金属箔抵抗は抵抗の王様と言ってよい。それだけにそれなりのコストがかかるので、要所にしか使えない。

ppm/℃台の温度係数、確立された低い経年変化、しかも0.01%級までも手に入る。

おそらく産業用途や理化学機器以外では殆ど使われないだろう。

低温度係数の抵抗箔を基板に特殊基板に張り付けた構造である。温度ひずみに伴う抵抗変化を考慮して、抵抗材料は調製されているはずだ。

金属箔抵抗を使う場所は当然OPアンプ周辺で高精度が必要な部分である。

この抵抗の存在に幾度助けられたことか。

コストはさておいて、高精度抵抗が安心して使えることは、抵抗素子で素子感度が高くなる回路も実用になるということを意味する。

秋葉原でも限られた形状と定数の金属箔抵抗は手に入る。

抵抗といえども、貴重な存在の一つ、それが金属箔抵抗だ。

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