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  • 単独著
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  • 電源を含む精密アナログ電子回路の設計・開発、およびその教育、技術指導。センサ・アクチュエータシステムの構築。電子機器の不良解析指導および再発防止指導。解析主導型設計の推進と回路シミュレータの実践的活用指導。技術的側面からのプロジェクト管理指導。

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2010年9月28日 (火)

電子部品の標準化

個人でも企業でも電子部品の標準化は避けて通れない。規模の差異はあるが、入手性とストックしておける電子部品の種類数には限界がある。

抵抗だけでも、0.1Ωから1GΩの範囲を1桁6~12種類の値を揃えるとなると100種類前後となる。抵抗の品種と定格電力は種々あるから、さらに規模が膨れ上がる。

アナログエンジニアは、低抵抗では主に巻き線抵抗を、もう少し高い値の抵抗では酸化金属皮膜抵抗の1~3W品、100Ωから300kΩまでは金属皮膜抵抗の1/4W1%精度品を良く使う。1~100kΩではE12系列で保有している。高抵抗は1品種でまばらに抵抗値を用意している。

その他、区切りの良い数値は、金属箔抵抗も準備している。

コンデンサは容量に応じて、10pFから10000μFまでを種々の品種のコンデンサでE3系列で用意している。もちろん、電圧定格、精度は良く使う仕様のもののみに限定している。

半導体になるともっと事情は複雑だが、小信号用、パワトラ、パワーFETなど数種類が常備。

OPアンプは汎用品と高精度品それにJ-FETトップのものと高速品を選んでいる。

設計の基本はあるものを使うという方針だが、どうしても性能上必要であれば秋葉原かインターネット購買となる。

常備部品の種類、定格、揃える系列はその個人、企業の得意分野にリンクしているので、新人は、常備部品の特徴をまず把握することが先決である。設計上どうしても必要なキーとなる素子を使いたいときには、手間を厭わず最適なものを入手する。

当たり前のことだが、このことを実践するにはそれなりの知識と技術力が必要となる。

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