家猫の知恵
我が家には茶トラの3歳猫がいる。家人の隙あらば外出のチャンスをいつも狙っている。
家を出ても、玄関から庭あたりを少しうろつく程度なのだが、習慣で脱出の機会を待っている。手口はだんだん巧妙化している。
脱出の好機の一つは、家内と私が外出するその時だ。
家内がハンドバックを持つと居間と玄関の扉が開く筈だ。そこで、居間のドアの近くで待機する。玄関のドアの鍵を開ける音で、ドア近くまでやってくる。振り向くと玄関そばの階段の中断に陣取る。階段なら、捕まる可能性は低いことを知っているのだ。一連の間合いの取り方に猫なりの工夫がある。
私の場合は、アーチェリー道具を持った時だ。荷物が大きいから玄関ドアの開き方が大きいから、猫のチャンスが増える。当方は、道具の移動と外出のタイミングをずらすことでごまかしているが、猫は基本的に待ち伏せ形のハンターだから、意外と長く待っている。
最悪なのは、玄関チャイムが鳴った時だ。どこに居ても玄関に続く居間のドアのそばにダッシュ、人とドアの隙間から先に玄関にでる。そこで、別ルートの台所経由で来客を迎えるパターンに変更、猫は中間地点で出るルートがどちらか観察している。その時は、台所の引き戸を占める。猫は引き戸を開けることはできるが、数秒かかる。これで人間様の勝ち。
何の為に外出に執着するのか猫の気持ちは不明だが、何段階かの判断と推測/予測を行って猫なりに外出のチャンスに情熱と知恵を出していることは確かである。
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