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  • 電源を含む精密アナログ電子回路の設計・開発、およびその教育、技術指導。センサ・アクチュエータシステムの構築。電子機器の不良解析指導および再発防止指導。解析主導型設計の推進と回路シミュレータの実践的活用指導。技術的側面からのプロジェクト管理指導。

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2011年2月 9日 (水)

可修理性

電化製品、OA機器それに車など身近な製品が壊れ修理すると、ユニット交換で修理?するから、高額な修理費を要求されることが最近はしばしば生じている。

ひどいものは、買値の90%を要求されたこともある。これでは、修理とは言えないだろう。新規買い直しの要求、修理拒否と同じようなものだ。しかも、数ある機能の一部が動作しないだけなのに。

電子機器で、基板がまだ高価な頃、修理後の補償期間内に再度故障、修理するたびに完結性のより深刻な故障が発生する。このようなタイプの修理は、出戻り基板を簡単なチェックで交換部品に使いまわしていた証左だろう。

近年の小型・多機能化に伴い、電子機器にはLSIやカスタムICそして多層基板が使われいるので、手作業での組み立て、分解が想定されていないものが普通となってきている。低コスト生産システムは後戻り工程や接続コストなど極限まで排除される。

その結果、ユニット単位での故障部位切り分けも専用ツールか、交換してみて直ったらその部位が故障個所と見なし、作業を終了する。

たぶん、部品レベルでの故障部位の特定は行われないだろう。

製品は部品レベルからの故障のデータを利用して、信頼性を高める術を取得して行くものだ、と、思っているアナログエンジニアにとっては設計改良の機会を逃し、徐々に自社の信頼度レベルの低下に繋がる工学としての自殺行為に近いと考えている。

コスト低減、開発のスピードアップ、技術の囲い込みにはブラックボックス化が有効であることは間違いない。しかし、それは、故障解析をより困難にする要因とほぼ同じである。

会社の風土と製品ジャンルによって状況は異なるが、買いたくないメーカーも私にはいくつか存在する。こんなとき、家電品、OA機器なら長期保障契約がものを言うのだ。

いまや、技術の囲い込みと同時に可修理性の低い製品の氾濫となってきているような気がする。

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