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2011年3月16日 (水)

震災状況(勝田)2

3/16日現在、旧勝田市ではまだ断水状態。毎日、場所を変えて給水を受けている。昨日の会場では那須塩原からの給水車が来ていた。復旧の目途は不明。設備の違う旧那珂湊市内は徐々に通水が拡大している模様。

水道が復旧するまでは、ほとんど飲み水分の水しか使えない。水の復旧はあと何日かかるのだろう。

交通インフラは南の方から回復している感じで、常磐高速バスの運行も始まっている。

しかし、市中ではガソリンスタンドに並ぶ車の列が何100mもあるところが見受けられた(昨日)。水の調達にも車がいる。復旧の最前線の方や医療関係従事者の方もガソリン不足が迫ってきている模様。

ひたちなか市の全体状況は、他の市町村に比べてメディアからの情報が少なく、TV、ラジオからのニュースが頼り。

現在、生ごみ収集と燃えないゴミの収集は私の地区では行われている。

自宅の車は1台を優先的に水入手に使い、他の1台はほぼ満タンに近い状態で温存している。いざというときの避難用として。

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福島第1発電所1-4号機の状態が気にかかる。特に今朝の4号機の爆発の意味が良く分からない。ニュース報道や、当事者の記者会見でも工学的に見て考えにくい事象がいくつかある。真実あるいは現実が伝えられていない可能性がある。

どこのプラントでも、重要設備の計器類は温度、圧力、水位などは多重になっており、しかも、過酷な環境に耐えるものが使用されていて、制御室が健全であれば判らない筈はない。そのように作ってあるのだ。ここに先のアナログエンジニアの大きな疑問が残る。

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仙台・三陸の被害状況はすさまじい。輸送経路の確保は茨城も含め重要だ。

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コメント

枝野官房長官は、4号炉は電力不足のため冷却装置が停止、保管燃料の発熱が原因と説明しています。
現時点で、的確で正確な情報公開が行なわれていると思います。

枝野官房長官は法学部卒です。私は小さなしかし扱いにくいプラントの運転経験も一応あります。通常このようなプラントでの計装は複数段階のアラームが危険度に応じて出ること、センサ類は重要箇所には1種類ではないシステムで多重化されています。トレンド記録計もついているので、近未来を致命傷も予測できるようになっています。公表されている情報は、それらの機能を反映したものではありません。制御室から待避した今となっては、進行中の事象は定量的にはつかみにくくなっていると思います。

はじめましていつも読ませていただいています。福島原発事故で驚いたのが、Googleが事故前と事故後の衛星写真を比較できるように提供するまで非常用動力の燃料タンクが津波によって根こそぎ流されていたという事実が初期の段階で報道および広報されなかった点です。そうするとマニュアルにも書いてない訓練でもやっていない事態が発生したことになり、現場での勝手な判断では何もできない事態になったのが対応が遅れた理由なのではないかと思います。

はじめまして。
いつも大変参考になる記事、拝見させていただいております。

私もエンジニアの端くれとして、工学的に考えて、当初より発生事象と発表内容に対して、同様に違和感を覚えております。

おそらく、他にも同じように感じている方々は多くいるのではないかと思いますが、その内容について、あえて触れることはいたしません。

また以前のような記事を楽しみにしておりますので、インフラ等まだまだ不都合がある状況ではございますが、お体に気をつけてお過ごしくださいませ。

アナログエンジニア様の予測通り、4号炉の爆発は燃料貯蔵庫が原因ではありませんでした。
御慧眼恐れ入ります。

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