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  • 電源を含む精密アナログ電子回路の設計・開発、およびその教育、技術指導。センサ・アクチュエータシステムの構築。電子機器の不良解析指導および再発防止指導。解析主導型設計の推進と回路シミュレータの実践的活用指導。技術的側面からのプロジェクト管理指導。

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2011年3月 3日 (木)

ダイオードスタック

4個のダイオードを使ったブリッジ整流スタックはセンタータップ全波整流正負電源にも使える。結構、正負電源回路に愛用してきた。ダイオードスタックの結線が同一で、部品数が少なくなるからだ。

ブリッジ全波整流は1個の2次コイルにスタックの交流側(~マーク)を接続しコンデンサを接続する。平滑後のGNDを整流スタックの(-)に、(+)を出力とすれば正電源が得られる。トランスの2次コイルはフローティングとなる。

一方、正負電源を得る際には、センタータップの2つの2次コイルの中点を接地し、コンデンサも出力の+とGND間、-とGND間にそれぞれ付加する。トランスの2次コイルのセンターは固定電位となる。

正負の直流電源が欲しいときは、大抵アナログ用の±15、あるいは±12Vの安定化電源を使用する場合だから、3端子レギュレータの電圧降下を見込んで、最悪条件のリプルの谷電圧を決める。

小ロット生産では、部品取り付けのコストが意外に高くつくので、部品の数、種類数の削減には気を使うのだ。

ダイオードスタックは5A位のものまであり、外形はやや大きめで放熱フィンと一体になっているものがあるので使い勝手が良い(放熱計算を省略、図を見て決められる)面もある。

いつの頃からか、アナログエンジニアは商用変圧器の2次側の対GND電位にも目が行くようになった。2次側電圧が高いときには、それなりの絶縁性能を変圧器屋さんに伝えておく必要があるからだ。

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