震災1週間目
昨日は屋根(崩落した棟瓦)の応急処置用の資材を入手するため、数km離れたホームセンターへ出かけた。ブルーシートは在庫なし。代替品を物色していると、そばに業者さんと思しき方が2人連れで来ていたので、声を掛けてみた。すると、今日はまだ2軒しか仕事が入ってないので、屋根の応急処置をしてくれると言う。名刺を貰ってすぐに依頼した。
店を出るころ、トラックが横付けになり、水の段ボールの販売が始まっていた。ここで、2L×6本をゲット。給水所に今日は並ばなくてよい。
午後、やって来てくれた。2Fの破損した瓦や棟を作っていた土を土嚢に詰め1F屋根に下ろす。1F屋根の破損瓦も土嚢に詰める。破損した瓦を並べ直し四角いエリアを作ってそこにシートを掛け土嚢を置いて固定する、2Fは残った棟瓦を並べ直し、その上にビニールシートを掛け下地を清掃してガムテープで固定してくれた。さすがプロ。4次元空間の中で出会いで助けられた。夫婦では処置できなかった洋箪笥も起こしてくれた。感謝、感謝。本修理の瓦屋さんも後日紹介してくれるという。大きな懸念材料が一つ解決した。
ルートを変えて帰宅、途中地内の石の鳥居が完全に破壊していた。屋根の破損した家屋は本瓦、2階建て、寄棟が多い。道路には何か所か陥没、隆起、段差があるが、応急処置のされている個所もある。
物流はR6だけではなく、水戸までは常磐高速が開通し、東京までの高速バスも運行が始まった。
残るは燃料と水。水の回復はもう少し先だろう。一般人はガソリンを入手できないので、あと200kmしか走れない。水は、最小限での生活、洗濯はもちろん、食材、食器の洗いもほとんどできない状態だが、回復しつつある物流を待つしかない。
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福島第1発電所1~6号機の状態が気にかかる。そして、ニュースでは報道されていない第2発電所はどうなっているのだろう。茨城県内の東海発電所の方は安全に停止できているとのことである。
ニュースに出てくる被曝線量の計測値はシーベルト/毎時である。許容値はその時間積算被曝線量シーベルトである。一般向けでは構わないが、計測値の数値とX線撮影の被曝量と同列にして解説されているのには違和感を感じる。
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コメント
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本格的な雨が降る前に屋根の応急修理が済んでよかったです。
やはり「餅は餅屋」ですね。自分も人から「餅は餅屋」と言われるでしょうか。そうありたいものです。
ご指摘の通り、シーベルト/毎時と、それに時間をかけた値のシーベルトの混用は、誤解を招きやすい表現であると思います。
また、病院でX線CTやレントゲン撮影を受けたときの被曝線量と比較して安全である
という言い方についても、違和感を持ちます。
CT検査などは、それによって病気が診断されて治療を受けることによって得られるメリットが、放射線被曝によるデメリットよりも大きいという前提のもとで、最小限の被爆に限定して、やむなく行われるものですから。
投稿: たけむら | 2011年3月18日 (金) 12時46分
茨城県東部の放射線量上がって来ました。今がピークだといいですね。
http://www.houshasen-pref-ibaraki.jp/present/result01.html
投稿: 呼吸発電 | 2011年3月21日 (月) 07時34分