家猫と地震
今度大きな余震があって、万一我が家が倒壊することがあれば、生き残る確率が最も高いのは我が家の家猫チャーくんだろう。
本震の時には、数時間、どこか人目につかないところに潜んでいた。今は、震度3くらい以上で、揺れの直前に頑丈な座卓の下にさっと移動する。そして、揺れが収まると平然と出てくる。人間以上に素早い避難行動だ。
本震のときに考えることが猫なりにあったのだろう。余震はゆっくりと頻度・大きさが減少してきている感じだが、一度の経験で猫が身に付けた知恵だろう。
猫の食料は一袋あまり残っている。水は1日100ccあればよい。トイレ砂もある。水の補給があれば現状で1カ月は生活できる。
人間様は水を一人2Lは欲しい。食事に1L、飲用に1Lという感じか。この量では、洗い物は不可能で、茶碗や皿にはラップを敷いて、ラップのみ捨てる。野菜類はほとんど取れない。昨日は久しぶりにグレープフルーツ1個を入手できた。
数少ないPETボトル水の未開封品は貴重品だ。昨日は水が少し多い目に入手できたので、久しぶりに顔を洗うことができた。食器は煮沸消毒した。
近所の神社では石の鳥居が崩壊しているのを見かけた。一部のスーパーでは新しい入荷もあったが、すぐ売り切れ。ガソリンはしばらく手に入らない。水の調達用に温存してちびちび車を利用している。水道は断水したまま。ひたちなか市勝田地区郊外の私の見た状況である。
それでも、日増しに状況は改善されており、高速バスの運行も再開されている。
残る水道の復旧が待ち遠しい。
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種々コメントありがとうございました。被災地や原発で命を掛けて頑張っている方に感謝。
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コメント
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震災後初めてブログを拝見させて頂きました。遅ればせながら、お見舞い申し上げます。
以前、センサー関係のテーマで、書き込みさせていただきました。私は長年放射線センサーに携わってきた関係で、原発事故による各地の放射線空間線量率の測定結果に注目しています。
放射線計測については、初・中等教育まででは教えないので、話しが通じないケースが多くてたいへんじれったく感じています。
アナログエンジニア様には、釈迦に説法になりますが、十分に留意して下さい。
また、異常事態が収束方向に向かい、現状以上に災害が拡大しないことを祈っています。
投稿: たけむら | 2011年3月17日 (木) 10時53分