正確な表現
震災の程度は同じ市内、町内でも状況は変わる。震災後、なるべくで出歩かないようにしていたが、昨日は北の隣町まで所用で出かけ、ついでに、市内の一部(ひたちなか市旧勝田地区)を少し回った。
道路状況は場所によってかなり違う。北へ向かう道路は1箇所約1kmにわたり谷間の区間で交通止め、このエリアに父の墓がある。S霊園だ。数10基に一つくらい損傷のある位の被害程度だ。
北隣の町の方では道路の損壊の応急処置部分や工事中あるいは放置されパイロンなどで段差陥没隆起が示されている箇所が目立つ。おなじ勝田地区でも私の場所とは異なる学区では、下水管沿いに補修の跡が道沿いに続く。
私の見た範囲では、全壊1棟、棟瓦のみ崩壊の家が多数(場所により頻度はかなり違う、0-90%)だ。寄棟構造の屋根の棟瓦の損壊が目立つ。
TVでは津波被害が激甚だった東北の町の報道では、屋根が健全なまま流されていく映像が繰り返し報道されている。津波エリアの山側の方を向けばきっと健在な施設・家屋の多い図になるだろう。
震災後19日目、被災の全容も明確でない地域もある。情報が集積・整理できないほど状況が悪いと推測する。
わが町では、徐々に生活が戻ってきている。物流が回復してきたのだ。最近は、一人何個まで、何Lまでの買い方が増えているが・・・。勿論ないものもある。
面で起こった災害、正確な表現はできない。地域差が大きすぎて統計数字は規模の目安に過ぎない。
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報道によれば、各原子力発電所で津波対策(2重化電源同時喪失を想定)が発表されている。今となっては遅いが、福島第1原発は全滅で、10km南の第2原発は安定を保っている。「想定」基準が違うのか。疑問が残る。
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