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2011年4月 7日 (木)

放射性物質拡散予測

気象庁の放射性物質拡散予測システム「SPEEDI」の予測結果が公表された。遅きに失する。

「防災計画」では「SPEEDI」を正式予測、異なる2つの予測結果を公表すれば、社会的混乱を生む、というのが非公表の理由らしい。

この理由づけには疑問を感じる。

複数の予測結果と後日の定点観測結果が出れば、どの(国の)計算コードがより信頼性が高いか一目瞭然である。これは、気象官僚にとって都合が悪いだろう。それでもちゃっかりと自分の計算コードを防災基本コードに組み入れ権益だけは確保しているのが現状なのか。

複数の結果があっても、社会は混乱しないだろう。厳しい目でどれがより信頼のおける予測化を見守るだけである。比較されて困るのは気象庁ではないか。

予測結果に自信があれば、観測点での実測データを元に、放射性物質の放出量を逆算できるはずである。それを元にして、放射性物質の総放出量の少なくともオーダーは判るはずである。

やっと公表された気象庁のデータは、放出源が1ベクレルの計算?らしい。どこかの地域で1兆分の1などと言われても困る。

気象庁は種々のデータを持っているのだから、観測結果から放出量の総量予測までやって欲しいものである。

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コメント

今回のSPEEDI放射線拡散予測より、現在実施の窒素封入時における炉内物質の放出(炉外漏れ)に就ついて、毎日の実測した風方向を用いて、拡散予測をぜひ実施し公開してほしいですね。
その後には、地域ごとの数日単位での積算被ばく量の算定予測も公開してほしいと思う者です。

当方、本ブログを継続して読んでいるものです。
また以前に超音波応用の流量計でお世話になった者です。

同感ですね。放射性物質には希ガスのものもあるので、管理して放出してほしいと思います。
おそらくSPEEDIは計算コードだけできていて、検証が済んでいない(過去に検証の機会がなかった筈)ので、多数のモニタリング点のデータと照合して精度向上を図って欲しいものです。

超音波流量計での私との接点は気体?液体用?

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