震度計
余震が続く。サンプル数が多くなると震度の分布パターンも頭に記憶される。
茨城南部のH市では、震源が北にあっても途中の市町村が低震度であっても、震度が1-2高く発表される。今日の新聞では発表の基準震度計が盛り土の地盤上に接地されていて、高い値が観測されやすいそうだ。
逆に、私の町は水戸の北側に位置し、全般的には地盤が良好なためか、震源が北にあっても水戸より震度は低く報道される傾向が強い。
今回の地震で揺れの大きさは、100m違えばかなり違うことを実感した。
ほぼ同一構造物である墓石の被災状況は、ほとんど被害なしから、ほとんど倒壊の場所も自分の市では見受けられる。
屋根の棟瓦の損壊はもっとサンプル数が多いので、面として認識できる。被災家屋は帯状に分布していたり、面上に分布している感が強い。地盤がかっての川?かっての沼などであった可能性を示唆するような分布だ。
近隣に30年前に沼を埋め立てた団地がある。家屋はそれを承知で地盤強化、基礎強化してある筈だろうから、沼でなかった部分と大差ないが、道路は今回の地震で凹凸がひどくなった場所の一つである。
実際の揺れの大きさ、厳しさは地震を受けた、個人的には自分が現にいる場所の地盤の状態に大きく依存することを実感した。逆に表現すると、報道される震度は目安であり、自分にとっての本当の震度は少なくとも報道より±1.5くらいは異なると考え、系統的に補正して自宅での実震度を考える必要があるだろう。
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