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2011年5月25日 (水)

効率と寡占化

物つくりは生産規模が大きくなると、自動化の選択肢が高くなり低コスト化に繋がる。部品レベルでもモジュールレベルでもアセンブリの段階でも同様な傾向だろう。

設計者は自分の担当する製品の量産規模や所属する会社の生産設備を考えて、それに応じた物つくりを行う筈である。

自動化は設備保全の時間や段取りの時間がロット数にほぼ関係なくかかってくるから、規模の効果が大きいのである。同時に高度な自動化は、自動化設備のコストの上昇とともに、自動化設備の運転・保守要員や設備のチューニングには、単なる作業員で済まされないより高レベルの人材を必要とする。

アナログエンジニアは生産規模が0.5桁:3倍違うと、同じ土俵では競争は困難になってくると感じている。

生産規模の拡大を図ると、モジュールベースでの特化や共通化が生じる。その結果、生産拠点の集約集中や、メーカーの寡占化化が生じやすい。

このような物つくり環境下では、生産台数の少ない製品では、相対的に設計コストがより高い割合を占め、高コストになる。一品生産や特注品ではこの傾向が強く現れる。しかも、細かい部品類は自作する訳にいかないから、他の用途の部品のおすそ分け的に使うことになり、部品の改廃に神経を尖らすことになる。

今度の震災で明らかになったことは、一会社の一工場の被災で一つの産業分野の生産に支障が出てきていることだ。そんな産業分野がいくつもある。

効率を追い求めることは寡占化に繋がり、大規模生産あるいはビッグビジネス的になり、種々のリスクの増大を招く。

しかも、極論すると、必要とされる人材は自動化できない作業員か、高度なスキルをもつ人間に2極化せざるを得ない。中途半端な高学歴者は不要なのである。

大学はこの2極化に耐える教育をしているのだろうか。

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コメント

現在のメーカーの一番の問題は人手不足です。人件費の分だけ値段が高くなっても売れるなら人手を増やすでしょう。そうでないならば規模を大きくして効率化する必要があります。

kazimaさん こんにちは
人手不足といっても状況はさまざまで、熟練設計者や熟練作業者が少なく、管理者ばかり増えているところが結構あります。
また、一方で低賃金の単純労働者も不足していると思います。

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