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  • 電源を含む精密アナログ電子回路の設計・開発、およびその教育、技術指導。センサ・アクチュエータシステムの構築。電子機器の不良解析指導および再発防止指導。解析主導型設計の推進と回路シミュレータの実践的活用指導。技術的側面からのプロジェクト管理指導。

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2011年8月13日 (土)

最近のマスメディアに思う

近頃感ずることであるが、みるべきTV番組見るに値するTV番組が少なくなった。NHKにしても自己の番組、BS他のチャンネルの宣伝がしばしば挿入される。これでは、税金とも言える聴取量を払う意味が全くない。

独自の取材に基づき、公平な知見を集めた正確な報道番組を組むことができなければNHKの存在意義はないだろう。

新聞も同様だ。基本的な姿勢に疑問を感じる。

東京電力福島第1原発の事故報道に関しては、東電発表のデータを元にして保安院のフィルタがかかった内容でしか報道されていない。工学的に見て常識とかけ離れた発表が次々と修正されていく様子を目の当たりにした。やらせ、世論誘導もいくつか表面化した。

累積被曝量であるシーベルトの単位は、震災後しばらくしてシーベルト毎時にやっと変更された。素人記者が不正確な記述で不正確な情報を元に記事を書いているような気がしてならない。

原発のストレステスト(シミュレーション)では安全性を担保できる訳がない。

蟻の一角から堤防が崩れるように、無数に存在する配管類、計器類のすべてを一括して評価できるほどシミュレーションの能力は高くない筈だ。

許容被ばく量の大元のデーターは広島、長崎での不幸な被曝それも一時的な大量被ばくのケースであり、継続的に被曝した場合の基準値をある線を区切って決めることができるほどの明白な根拠はないだろう。だから「暫定」基準値なのであろう。

原発の発電コストについても、一例をあげると、高濃度放射線廃棄物の処理方法は少なくとも日本ではまだ明白になっていない。コスト試算ができるわけがない。

昨今の種々の報道を目にするにつれ、いろいろと考えさせられるアナログエンジニアである。

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