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2011年8月 4日 (木)

デジタル家電

最近のマイコン搭載家電品は高機能を謳っているが、その高機能を引き出すための操作方法を覚えきれない。長押し、トグル、複数回押し、同時押しなど一つのSWを複数の機能に割り当てていて、かつ、操作に機種依存性が大きい。

操作方法が覚えきれないのは、ロートルの私だけではあるまい。

家電品の中には、使う頻度そのものが少ないものや、使う頻度の少ない機能が多いから覚えても次に使うときには忘れてしまうのだ。機能が存在することすら覚えていないこともある。

程度の悪いものでは、操作してから1秒くらいおいてから反応するものすらある。

その割に、基本機能の向上、基本性能の向上は少ない。

アナログ式なら、原理を理解していれば操作法を忘れることもなく、機種依存性が少ない。応用が利くのである。

デジタル式家電の使い勝手の悪さは、限られたデジタルI/Oポートを利用して、それ以上の数の機能を実現しようという設計思想が透けて見えるのだ。

そしてマイコンに大きな負担を掛け、レスポンスの悪い装置を装置となっている例も少なからずある。

完全に自動化しているならいざ知らず、中途半端な機能が満載されているのが、昨今のデジタル家電の大半ではないか。しかも、単純な機器より信頼性は落ちる感じである。

SW表示の意味すら不明のネーミングのボタンもある。

日本のデジタル家電はそんな方向に走っているような気がしてならない。使うために覚えなければならないことが多すぎるもの、必然性のない人間工学にかなっていないデジタル家電は使う人にフレンドリーでないと感じるアナログエンジニアである。

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