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  • 単独著
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  • 電源を含む精密アナログ電子回路の設計・開発、およびその教育、技術指導。センサ・アクチュエータシステムの構築。電子機器の不良解析指導および再発防止指導。解析主導型設計の推進と回路シミュレータの実践的活用指導。技術的側面からのプロジェクト管理指導。

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2011年8月15日 (月)

原発のコスト

原発の発電コストはメディアで発表されている値よりかなり多いと思う。

詳細は公表されていないが、高レベル放射能廃棄物の処理方法は未だ確立されていない。

確立されていない技術のコスト評価はできるわけではない。自前の再処理技術は未だ道半ばである。コストを正面に出した論法は明らかに間違っている。

その一方で、原子力大国の日本の電力価格は国際的にみて高い。エネルギー資源が少なく原発も少ない国より高い数字であろう。どこかで、壮大な無駄があることは確かだろう。

原子力関連で投じられている国の資金は、原発のコストの一部として考慮すべきだろう。

原子力の「安全」神話が崩れた今、今度はコストキャンペーンが多くのメディアで報じられている。そして、試算の多くは電力会社、経済産業省からの孫引きだろう。

再生可能エネルギーである風力発電の発電能力は最適な風が吹いた時の設計出力で表わすのが普通である。残念ながら日本ではそのような風が吹く立地はほとんどない。実力発電能力は設備能力に比べてはるかに低い筈である。

原子力は自浄能力ない組織任せでは安全であり得る筈はない。

一方ではやらせ原子力安全キャンペーンが九電を始めとする種々の組織で露見している。証拠隠滅も行われている。そのようなことをやること自体、今の原発は安全でないと言っていることと同じである。アナログエンジニアは技術を知らない、計算の根拠を検証しない経済学者、評論家の話に耳を貸す気にはとてもならない。

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