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  • 電源を含む精密アナログ電子回路の設計・開発、およびその教育、技術指導。センサ・アクチュエータシステムの構築。電子機器の不良解析指導および再発防止指導。解析主導型設計の推進と回路シミュレータの実践的活用指導。技術的側面からのプロジェクト管理指導。

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2011年10月20日 (木)

論文博士

アナログエンジニアが40代の頃である。

母校を訪問した際、「回路本」を書きたいと卒業当時からいた学科事務のB氏に話したところ、「博士」を取得するのが先だ!と言われた。

本の箔付けかと一瞬おもったが、博士論文くらいの量を得意分野で書けないようではまともな本は書けない、そう感じた。

2月か3月か、年長のA氏の伝手でセンサとアナログ電子回路がご専門のY教授のところにご指導の依頼に行った。その時の引き受け条件が5月の連休前に論文の草稿を持ってくるなら引き受けよう、とのことだった。一日平均A4で6ページの執筆速度が要求される。

書ける時間のない日もあるから、日程を考えて、できるだけ前倒しで執筆した。時間のかかる図は手書きのままだったが、無事第一関門を突破。翌年2月公聴会を経て、めでたく「博士」学位記を手に入れた。

その時の審査をしてくれたK教授は、専門がことなるが、なぜか本の執筆指導をしていただけることになった。それが私の第1冊目の「アナログ電子回路設計入門」である。

学位論文は自分の業績のみで書けるが、本はそうもいかない。読みやすさは当然として、自分があまり実経験していない部分も書かなくては教科書として成立しない。かくして、累計1000数100時間を費やした本になった。しかも、伝統的なスタイルの電子回路本ではない。

しかし、時間をかけただけのことはある。実務者から見た、そして設計を意識した本になり、自分も大変勉強になった。

後日、自著で学んだが新入社員から、声をかけてもらい、先生の本は判り易かったとの評、これはうれしかった。本当に嬉しかったのである。著者冥利につきる。

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コメント

アナログエンジニアさんは博士か!非国民とはさすがに違う。しかし不思議なことに、非国民はとある学会で論文の査読をしていたことがある。学会の事務局に博士でもない自分がいくら学会の某委員であるからといって査読をするのはおかしいのではと質問した。学会論文は博士となるには大きなステップの一つになりうるからだ。適当な理由ではぐらかされた記憶が薄く残っている。

ご無沙汰しております、sachiでございます。
5513様のそのご本、私も大変重宝しております。
なかなか実学の良書って出会えなくて…ホントにありがとうございました☆

非国民さん こんにちは
私も査読を少したことがあります。引用文献が本人のものばかり、しかも、工学的価値はなくリジェクトものだったが、文献検索できる環境ではなかったので査読をお断りした。そして、それきり、査読依頼は来なくなってしまった。

sachiさま こんにちは。お久しぶりです。
私の本、お読みくださってありがとうございます。著者として御礼申し上げます。
工学なので、物つくりを前提、具体的には設計に繋がる本を書きたいといつも願っています。
余談ですが、妻の名が字は違いますが「さち」、3歳半の孫娘の名は、お嬢さんと文字も同じです。

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