光学顕微鏡写真
アナログエンジニアは経歴から、光学機器には関心が深い。
最近、デジタルカメラで顕微鏡を接写モードで組み合わせて写真撮影(コリメート撮影)をしばしば行っている。
光学顕微鏡は×150~600倍まで、低倍率には銀塩写真ネガチェック用のルーペを使って撮る。
いずれも斜め鏡筒なので、三脚を使って机上の光学機器の接眼レンズをカメラの光軸に合わせることが出来る。
多くの場合、フル画像を得るには、数倍の望遠接写モードの撮影となる。接眼レンズの視野角が広くないので、カメラの実視野を狭くする必要があるのだ。
望遠鏡も同じ方法で撮影できる。
この結果、アダプタを用いて魚眼レンズ撮影から、天体望遠鏡の架台を使って35mmフィルム換算で焦点距離数1000mmまでほぼ切れ目なく撮影可能となる。
1000mmを超える超望遠撮影では、気流の状態が良くなければ、例えば月の輪郭が凸凹になってしまう。したがって、15cm以上の大口径の反射天体望遠鏡はその分解能をフルに発揮できる日は少ない。屈折式はよほど良質のものでないと色収差のため感動を与えるほどの鮮明さはない。天頂付近を見るには反射望遠鏡と屈折望遠鏡で使い勝手に大差はないのだ。屈折式でも見づらいので、横方に曲げるアダプタを使う必要がある。
私は天体望遠鏡なら反射式を推奨する。価格が安く像が鮮明だからだ。ただし、低倍率用の接眼レンズは欲しい。もうすぐスバルの季節がやってくる。低倍率でみると非常に美しい筈だ。
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