仲間達の矢速
最近アーチェリー仲間の矢速を集めている。
男子リカーブボウのUさんは90-30mの平均矢速で54m/s、男子コンパウンドボウのNさんは90-30mの平均矢速で77m/s、コンパウンドボウの私は70-30mの平均矢速で75m/s、
女子リカーブボウのOさんは70-30mの平均矢速で53m/s、おなじくIさんは49m/sとなった。
最速は当然、強いコンパウンドボウのNさんで、時速に換算すれば275km/hとなり新幹線のトップスピードに近い。初速度なら山陽新幹線の300km/hは出るだろう。
サイトの落ち方から見ると、女子リカーブでは30、50、70mのデータからは空気抵抗の影響が出ている。
私のは30-70mのデーターだから、他の男子二人より早目となっている。
同じピーク強さの弓であれば、私の実測した力-引き尺(F-S)曲線から推測すると、コンパウンドボウはリカーブボウの約1.5倍のエネルギーを蓄積できる。
引き尺の長い人は、Sが大きくなるが、ピークポンドが同じだと大きくは違わない。多分、矢軸の重さも増えるので、矢の重さで相殺される傾向にある。
矢速と矢の重さが判ると矢に伝えられたエネルギーを知ることが出来る。F-S曲線から弓に蓄積されたエネルギーも判る。両者から弓の効率が判明する。
35年前に使っていた私の弓(初期のカーボンファイバーリム)では伝達効率は60%以下だったが、現在の良質の弓なら90%前後の効率をもつ。しかも、重い(20g以上)のアルミ矢で羽も大きかった。これでは、36ポンドの弓でも90mはサイトバーを逆向きにせざるを得なかった。
こんなこと計算するのは物理出身者の習性かな。
『人気Blogランキング』の「自然科学」部門に参加しています。今日も貴重な応援の1票をよろしくお願いします。【押す】
« コンデンサ平滑SWコンバータ | トップページ | 新聞の存在価値 »
「アーチェリー」カテゴリの記事
- 和弓と洋弓の違い(2012.03.07)
- インドアアーチェリー記録会(2012.02.26)
- 複合弓の張力(2011.12.10)
- 照準器の設定(2011.12.03)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント