パソコン時代の文章力
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アナログエンジニアは、パソコン時代の文章力が全般的に落ちていると感じている。新聞の第1面にある有名な天声人語や他の編集手帳などの文章も昔の迫力がないと感じている。
新聞の社説も似たような状態にある。
社会人の文章力・表現力も低下している感が強くある。
長文になると、目的意識がないと論旨が不明確になる。長文は、その長さの2乗位で難しくなる。
現在のワープロ時代では、カット&ペーストでいくらでも編集できるので、書く前の構想がきちんとできていなくとも、体裁だけは整えられるのだ。
そして、技術的な30Pくらいの長文を書かせると、多くの若者は、まず、ありたっけの図や思い付くままの文章を貼りつける。その後カット&ペーストで編集するから冗長な文学的表現になりやすいとともに、首尾一貫しない論旨が明確でない文章になることが多い。
長文執筆の訓練はA4枚の文章から始まる。
A4一ページを起承転結をつけて編集なしで書ききる訓練を続けるのだ。私は、以前の技術士試験を受ける際、出張報告や他の書類を誤字、脱字の点検以外に書き直さない訓練を半年続けた。これがきっかけになって、いまでもブログを通じてトレーニングを絶やさない。
私はです、ます調でも、である調でも文章を書ける。
若いときに当時の上長から話しべただが文章は簡潔明瞭と評された。褒め言葉か、けなし言葉か今も判らない。
今度、執筆中の本(本文230Pくらい)では、十分注意して文体、論旨、章構成の調子を整えて読みやすい本にしたいと願う。
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