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  • 電源を含む精密アナログ電子回路の設計・開発、およびその教育、技術指導。センサ・アクチュエータシステムの構築。電子機器の不良解析指導および再発防止指導。解析主導型設計の推進と回路シミュレータの実践的活用指導。技術的側面からのプロジェクト管理指導。

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2011年12月25日 (日)

個人的3重化

最近、2重化していた部分が破損した事象があったので、アナログエンジニアの身辺をできるだけ3重化した。

わが家のエネルギーは電気・灯油・プロパンを使っているので縮退生活は伴うものの最低限のエネルギーは使える。さらに、非常用の蛍光灯用の電池のストックを増やした。

生活用インフラの水は当然水道だが、ミネラル水を24L、井戸のある方との連絡と水分けも可能だ。

情報インフラはメインは光回線だが、2台の携帯があるので、これも一応3重化と言えよう。

東日本大震災前にはここまでやっていなかった部分が多かったが、2重化以上のシステムのおかげで助かった側面も多い。

連絡先などは、紙ベースと電子データにして、紙ベース情報は耐火金庫に収納、自分の個人的なデータの電子データは、遠く離れた場所の安全な場所に保管完了。

もちろん火災保険はきちんと掛けてある。いまは二人だけの生活なので、家が小さくなるだろうが再建は可能なはずだ。

個人としてのリスク対策でできることはほとんど完了した。

その位、今回の震災・台風被害は厳しかったのだ。

残るは、震災に伴う損傷個所の改良復旧だが、屋根は終えたが、その他の場所は応急処理の状態である。年末からようやく工事が始まる。

これが終われば、わが家の震災後処理とリスク回避、生活インフラ、そして個人的記録の多重保管化が完了する。

簡単に買えるものと、買えない個人にとっては大切なものがある。そして、ブログや電子メールのやり取りの経過で必要なものは、プロバイダーのサーバーの中にある。

これも安全策の一つである。そのような意味では個人でも多くのリスク回避手段が実現できる時代となったような気がする。

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随想」カテゴリの記事

コメント

昔、信頼性が決定的に重要な物を作るときは、原理の異なる3つの方法で動作するようにしろと習ったことがある。電気は先の原発事故でもわかるように、非常に信頼性に乏しい。塩水を被ればすぐに動かなくなる。
原発の冷却系など、当然に3つの異なる原理で冷却されると思っていた。まさか、それが電気があるということが前提とは思わなかった。
原発は冷却されて温度が低ければ安全だ。水の中にあれば中性子は遮蔽され核反応は起きないし、冷却もされる。何かあったら、水没するように作るだけですむ。原子炉のどこか一か所でも壊れたら水没するように作られていると思っていた。
ところで灯油のエネルギー源だが、電気がなくても動作するものと思うが?あるメーカでは電池で着火してそのまま燃焼が継続するものがある。これだと、電気がなくても大丈夫だ。あるとき、広域で停電したときがあった。灯油のヒータだが、ファンヒータで電気がないと動かないというケースが続出。その後、その電池だけで動作するストーブがバカ売れした。在庫は売り切れ。メーカは大量注文で四苦八苦のようだった。
ところで親戚の家だが、近くに山林がある。いざとなればそれを燃やせばいい。維持コストはタダ。災害時は緊急避難が成立するので、刑事的に無罪。民事的に損害賠償もない。井戸もあり、水はたくさんある。食物はいたるところ畑や田んぼがあり、とりあえずは大丈夫だ。家が崩壊しても洞窟があり、とりあえず雨露はしのげる。おそろしく災害に強いところだ。

非国民さん こんばんは

コメント中に一つだけ間違いがあります。
水は中性子を減速させて熱中性子としてウラン燃料が核分裂させる働きをおもに使っています。もちろん中性子の減速作用が強いので高速中性子線の減速には役立ちます。
FBRでは高速中性子を炉心の周囲のブランケットと呼ばれる非核分裂性のウランをプルトニウムにかえます。そのためには液体金属である扱いにくいNaを冷却材として使います。
FBRの開発はアメリカ、次いでフランスのフェニックスも停止しました。

こんばんは、アナログエンジニアさん。
私の勘違いのようでしたね。
昔、柏崎刈羽原子力発電所で水槽の中の燃料棒をみたので、水のしかも厚い状態では中性子は外部にでていかないのではと思いました。
核分裂の際にでる高速中性子では核分裂を起こすのに効果的ではなく、水素原子で減速した熱中性子で連続的核分裂を起こすのだから、さらに厚い水素原子のかたまり=大量の水では中性子は一切外部にでないのではと勝手に推測しておりました。
燃料棒からでる中性子線で燃料棒付近の水は青白い光を発します。ところが、その光を見ている自分は全く放射線の影響がない。実際、原発で渡された放射線の測定器ではまったく反応がありませんでした。原発の燃料を保存している水槽には制御棒はなく、中性子は出っ放し。それなのに、それをみている自分には中性子線が全く来ていない。水は中性子を絶縁する材料ではないかと思っておりました。

非国民さん おはようございます。
青白い光はChrenkov radiation の光ですね。この光は普通の人では見ることが出来ない。普通の状態での運転では、reactor onでも格納容器の上部にも問題なく入れる線量です。
アナログエンジニアは運転直前の原子炉の圧力容器と炉底の間に入ったことがあります。

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