AD社のオペアンプ回路本
写真はアナログ・デバイセズ著、電子回路研究会 訳、CQ出版社刊のOPアンプ大全、全5巻。
内部回路から応用まで、網羅している、おそらくは日本語ではもっとも詳しいOPアンプの本。
各巻\3000-(税別)。
これらの本はCQ出版社の記念事業の一環として邦訳されたと聞く。
本のURLは
http://shop.cqpub.co.jp/hanbai/books/36/36101.htm
http://www.cqpub.co.jp/hanbai/books/36/36111.htm
CQ出版社の現社長GさんはT社時代から、CQ出版の投稿者。私は、その上司T氏も知っている。この本が出版された時代のトラ技編集長、現取締役のTさんとも面識がある。Tの文字は総て別の組織および氏名。
CQ出版社の概要は、
http://www.cqpub.co.jp/cqpub/cqpub/aboutcq.htm
写真の本を読めば、基本的に、オペアンプ自体の設計手法まで理解できる。読みごたえはある。
英語の原典としては、他に
OPERATIONAL AMPLIFIERS (Dsign and Applications),J.G.GRAEME G.ETOBBY
集積回路の中身に立ち入るなら、
BIPOLAR AND MOS ANALOG INTEGRATED CIRCUIT DESIGN、 A.B.GREBENEが有力。
アナログエンジニアはこれらの本を参考にして、勉強した。
本格的に、勉強するためには、英語の原典も読みたいものだ。
『人気Blogランキング』の「自然科学」部門に参加しています。今日も貴重な応援の1票をよろしくお願いします。【押す】
自著の近刊予告:アナログエンジニアによる「アナログ電子回路の基礎と入門!これ1冊」、3/23発売予定、日刊工業新聞社。
« 工業製品の使いこなし | トップページ | 和弓と洋弓の違い »
「電子回路」カテゴリの記事
- 電流増幅器(2012.04.18)
- 高電圧回路(2012.04.10)
- 金属箔抵抗(2012.04.07)
- SW電源(2012.04.06)
- アナログ回路の信頼性(2012.04.05)
コメント
この記事へのコメントは終了しました。
アナログエンジアさん、お早うございます。
「CQ出版社の現社長Gさん」若い頃、この方の記事を読んだ記憶があります。「T社」からは、何人もの優秀な執筆者が輩出されていますね。「N社のM氏」、「Z社のI氏」。ユーザとして「T社」には、お世話になりました。電話で長々と「TA7504」の等価回路の説明を受けた覚えがあります。その辺りが、トランジスタ回路に目覚めた原点でした。
「CQ出版社」には、若いエンジアのために、これからも良書を出版していただきたいと思います。
投稿: uA709 | 2012年3月 6日 (火) 08時37分
初めて書き込みさせて頂きます。
この本は今読んでいるところでして、大変参考になります。また、uA709さんの言うように私もCQ出版からアナログ屋を歩み始めました。本業は半導体屋のはずなのですが(笑)。まだ20代後半の駆け出しですが、アナログエンジニアさんの技術的な話題や技術に対する考え方など、大変参考する部分や共感する部分がありますので、今後もブログ更新を楽しみにしております。私は元々は核工学の専攻でして、アナログエンジニアさんの原発に対する考察が理にかなっていることに驚いております。今後も鋭い洞察をブログに載せられることを楽しみにしております。
ところでふと気づいたのですがツイッター始めたのですね。天体観測楽しそうですね。
ちょっと送信がうまくいかないので、連投になったらすみません。
投稿: 1815 | 2012年3月 6日 (火) 21時19分
1815さん、UA709さん、おはようございます。
おふた方とも、ハンドルネームが古い電子部品。
1815さんは、2SC1815:hパラメータの記載のある数少ない品種の数字かな。核工学ですか。材料は中性子照射により経時的に変化し、その分枝は多岐にわたっています、私は、遅発中性子を利用しての核反応の制御、ボイド係数の意味などは判っていますが、素人です。
投稿: 5513 | 2012年3月 7日 (水) 07時04分