プッシュプル絶縁コンバータ
プッシュプル・トランス絶縁コンバータの設計が出来れば、真に実力がある回路設計者であろう。
数多くの回路形式、2次側整流回路形式がある。双方向に低インピーダンス駆動出来るので多彩な用途がある。しかも、高出力電力に対応可能である。
ただし、cross currentcondaction :CCCの問題があるので、その対応が出来ない方に、はとても危険な回路である。このため、某、学者それも第一人者が監修したハンドブックには、通常、「直流励磁」されるので、ほとんど用いられないとの記述すらある。致命的な間違いである。
それで、ハーフブリッジ回路を使うが、逆にスナバを含むコンデンサの選択がかなり難しい。たとえ動作しても、工業用途に耐える設計にはなっていないことが多い。
もちろん、アナログエンジニアは、量産ベースで、どちらの回路も設計できる。
自励発振プッシュプルコンバータは当然扱うこともできる。高速キャリアのものも、起動メカニズムも解析できる。
類似回路あるいは発展型として、無理に名をつければ、プッシュプル・絶縁型・フライバックコンバータもある。
その設計技術は、パルストランスに強く反映される。トランスの設計状態を調べれば、総てが判ると言っても過言ではないだろう。多くの書籍や回路図にパルストランスの仕様が記載されないのはこの理由による。
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写真は昨日の水戸の梅。偕楽園ではない。
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