アナログ電子回路の基礎と入門
写真は今月の3/23日、3/24に書店に並ぶ予定の私の最新著書。
著者贈呈本は、通常、発売前に送付されてくる。
日刊工業新聞社刊。
ISBN 978-4-526-0858-4。発行日:2012年3月22日。
まえがきの最後に、少しフォントサイズを落として、
「あらゆるアナログ技術の先駆者、エンジニア、学徒の幸せ祈って」の文言を入れた。
理論的背景に高度の数学を必要とするアクティブフィルタは、いくつかの詳細な成本がある上、実務では今は使われることが少ないので割愛した。
その代わり、システムの要となる電源回路について、詳しく述べた。
昨日、通読し、誤植等をチェックを終えた。
この本は、高校物理、高校数学の復習をしながら、一気に実務レベルの設計まで読者を引き上げる目的で書いた本である。
良書が少ないと言われるアナログ電子回路の教本として、企業の新人および大学教科書としての役割を果たす事を目標にしている。
そして、実務とかけ離れた多くの大学教科書の旧来の記述体裁、特に、hパラメータを主体とするトランジスタや理想オペアンプでの解析などの弱点を補う、アナログエンジニア流の答えでもある。
Introduction to Basic Design and Analysis of Analog Circuit by the Analog Engineer
の英文題名もカバーに表記されている。THE の意味は、センサ、計測器 等々、工業計測と、理化学機器、医用機器 自動車用のセンサ および 各種アクチュエータ、光学も知るアナログ回路屋からのメッセージの意味を込めた。
著者として、この本が、広く他の本と比較の上で、使われることを期待している。
いま、アナログ技術者の質的、量的な減少とともに、教授者も少なくなっている。そして、アナログ技術を評価できる経営者、管理者も極めて少ない。東アジアの国々はもっと謙虚で、知識欲、そして国の効果的な政策と相まって、着実に力を伸ばしている。
もはや、アナログ技術者にとって、国境、言葉の壁はない。そういう激動の時代が現在である。 著者。
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