吸収式冷凍機
今日はひな祭り。遠くの孫娘のために、一段だけ、居間に飾った。
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吸収式冷凍機、その名を知る人は少ない。ガス会社の一部などで既に使われている。
吸収式冷凍機は、冷媒の吸収材により低圧を作り出し、冷凍サイクルを動作させる。エネルギーは吸収材の濃度を維持するために、主に使われる。
単独での効率は低いが、給湯などの熱負荷があるとき、総合熱効率は70%にも及ぶ(吸収冷凍機の第一人者の一人から聞いた。)
吸収冷凍機は、冷熱(夏場の冷房)と給湯などの熱負荷があるとき、高い効率を発揮する。
しかも、構造は比較的簡単であり、オゾン破壊物質を内蔵しない。使う冷媒(吸収材)の熱交換器部分以外には、耐食材料はいらない筈である。
冷房と給湯の需要のある施設では大規模な設備も有用であるかとアナログエンジニアは専門家に問い合わせた。その結果はYESだ。ただ、一般の方には、あまりにも知られていない。
冷房と熱負荷、例えば給湯の組み合わせがあれば、環境にやさしい設備である。
廃熱を利用して発電あるいは、電気でのヒートポンプの熱源に活用すれば、冬場のエアコンの成績係数はもっと高まるだろう。
熱源を電気に変換し、単に、暖房などの低い温度を発生させる電熱線などは、エネルギー資源の無駄遣いと、アナログエンジニアは考える。
過去のしがらみ、利権にとらわれず、素姓の良いシステムはどんどん取り入れるべきであろう。
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コメント
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夏は冷房、冬は暖房にと、冷温別シーズンですが
同様の機械を使っております。
熱移動に重油やガスを使用、夏の電力ピーク抑止もメリットです。
空冷エアコンでピーク抑止を行なう苦労はこの機械にございません。
(URLのページ)
冷温水同時供給型 Fシリーズ (300RT代表機種) BUW-HS300FGD:商品情報 | 三洋電機 | Panasonic
投稿: あなたの天然記念物 | 2012年3月 3日 (土) 08時28分
天然記念物さん 情報をありがとうございます。
投稿: 5513 | 2012年3月 4日 (日) 03時52分