大学は本当に大学か
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体育活動ばかりで学ばなくとも卒業できる日本の大学。既に学び舎としての大半の機能を失っているような気がする。体育大学でもない限り、運動することと学業は本来関係ない筈である。
既に就職活動は後半戦に入っている。多くの有力企業は通年採用に踏み切っている。
きちんと基礎を学ぶ筈の大学は、ほぼ実学を放棄していてエンジニアリングを教えることのできる教員はあまりにも少ない。
高校は大学入試≒センター試験のためにあり、中学は高校受験のために存在しているかのような様相を示している。
一体、いつ、本気で学ぶのか?かなり、疑問である。逆に、そのルーズさ故に、個人として前半の2年間で自己訓練出来る機会も作りえる。
アナログエンジニアは、最初の1年を社会科学、政治学、法学、心理学などにエネルギーを注ぐとともに、論理思考できる自分流の耳と感性を養った。
いつの時代においても、教授者が性善であるとは限らない。少なからず反面教師であることもある。自学・自習の自己訓練、自己勉強が出来なければ、その後の進歩に多くは期待できないだろう。
研究者と称する人たちの中には、極度に狭い分野に特化していていて、それを自賛する風潮の人もいる。物事はそんな中で動いている訳ではない。関連分野を調べていればすぐわかることも曖昧にしてしまう。そんな風潮は厳につつしまなければならない。つぶやくのは勝手だが、不必要に物事を曖昧にすることは科学者のやるべきことではないだろう。
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