目覚まし時計
C社製の電波目覚まし時計を使っているが、いつも肝心なときに設定ミスをする時計でもある。アナログエンジニアはこの時計を仕方なく使っている。
設定ミスをする原因はひとえにアラームセットの際にアラームオンにするため横側のスライドSWを上に滑らせなければならないのだ。この設定法方法は普通の目覚まし時計の設定方法とは異なる。
設計上の都合か意図的なものかは判らないが、頭の押しボタンSW を押して安心して寝てしまい、昨日の出張のように遅れそうになる。幸い連れ合いが頑張って間に合う時刻に起こしてくれたので、事なきを得て、午前6時半前には家を出ることができた。
最近、この手の独善的?設計の品物が出回るようになってきていて、油断すると使いにくい物を掴ませられる。日本の設計力の衰退を何か感じさせられる。超一流ではないにせよ、一流とされるC社ですらこの有様である。
別の同様な製品も作っているC社に至っては、その故障率の高さと不正確さばかり目立つ。
この程度のものしか設計できないようでは、日本の技術力の低下は着実に落ちている。なお、この製品はメイドインチャイナである。C社ブランドではあるが。
私の個人的見解であるが、今後日本の富の源泉である製造業は急速に衰退していくだろう。今はかろうじて過去のベテラン設計者の残党が技術を支えてきたが、もう戦列を離れ始めてきている。気はついたときには、何も買えない国力の国になっていることであろう。
PCやPCソフトに至ってはほとんど選択の余地がない。そして、個人情報はいやおうなしにあちこちで自分が覚えている以上に蓄積されている。それでも、インターネットは私は使う、使わざるを得ない。それが現実だ。
『人気Blogランキング』の「自然科学」部門に参加しています。今日も貴重な応援の1票をよろしくお願いします。【押す】
「工学」カテゴリの記事
- スピードガン(2012.04.24)
- オシロスコープ(2012.04.21)
- 目覚まし時計(2012.04.19)
- 学士製造業(2012.04.12)
- 太陽光発電計測システム(2012.04.09)
コメント
この記事へのコメントは終了しました。
アナログエンジアさん、こんにちは。
「今後日本の富の源泉である製造業は急速に衰退していくだろう。今はかろうじて過去のベテラン設計者の残党が技術を支えてきたが、もう戦列を離れ始めてきている。」仰るとおりですね。設計技術の継承の何たるかを知らない、経営者或いは管理職の面々は、図面やドキュメントがあれば、その技術が継承されると勘違いしている。本来、技術の継承とは、人から人へと伝えて行くものと承知しています。物理的なメディアを基に情感で味を付けて初めて、継承と言えると思います。
投稿: uA709 | 2012年4月19日 (木) 13時42分
uA709さん こんばんは
それどころか、もと経営者だったひとが安い金で技術を横流ししている例もあります。雇用外国人は自分のために技術を取得している。某社の図面流出などほんの氷山の一角です。図面の2枚程度ならまったく問題はないが、その背後にあるものは限りなく大きい。
投稿: 5513 | 2012年4月19日 (木) 19時06分