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  • 電源を含む精密アナログ電子回路の設計・開発、およびその教育、技術指導。センサ・アクチュエータシステムの構築。電子機器の不良解析指導および再発防止指導。解析主導型設計の推進と回路シミュレータの実践的活用指導。技術的側面からのプロジェクト管理指導。

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2012年4月11日 (水)

この人研究者?

某TK大学の準教授の話である。「放射線量ニュースには敏感になります・・・」の紹介文がある。とても、化学研究者のブログとは思えない。本当だとすれば、このような研究者に日本の高等教育は任せておけない。

放射線量はSv/hだが、線量率が影響を及ぼすのは、少なくともmSv/h単位であって、1μSv/h単位程度では、遺伝子の損傷が修復されるので線量効果は疫学的統計値に現れてこないのではないか。そして、線量効果の加算性など証明されている訳でもない。

報道されている訳ではないが、被曝線量効果のデーターで信頼のおけるものは、広島、長崎の原爆における追跡調査に基づくものであるとアナログエンジニアは考えている。チェルノブイリのデータはあるとしても信頼できるとは思えないし、スリーマイルは規模が小さすぎる。

はっきりしているのは、短期被曝約4Svで半致死量になると言うことである。

科学者に必要な資質にはいくつかあり、非線形な事象に受け止める知的強さ、閾値のある現象に対する受け止め方、データーの出所とその信頼性の推定など、どれが欠けても不十分だろう。

科学者なら、その辺を冷静に扱う必要があるだろう。

まして、東京辺りで受けている放射線量より高い地域で暮らしている人や、放射線を使った医学検査:PFT、X線CT、X線撮影、局部的に高い被曝量の歯科X線そして航空機旅行をする人たちはもっと高い被曝をうける。

このような事情、状況を考えるとき「放射線量ニュースには敏感になります・・・」の言葉は科学する人、それも第一線の化学者のブログとしては、科学を実践している方の言とは思えないのである。

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日本化学会:お前たちもか?

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