自分の身は・・・
自分の身は自分で守りたいものであるが、守れるとは思っていない。しかし、侵入犯に対しては少しでも長い時間掛るように個人として出来ることを多重に行っている。
アナログエンジニアは完全なセキュリティはあり得ないと理解している。そしてセキュリティ会社が駆け付けるまでの時間も普通には稼げないことも知っている。そう、この一年に生じた「安全」神話の崩壊など、安全の初歩の初歩を怠った結果に過ぎない。個人として、少しでも長く侵入に時間がかかるように、種々の仕掛けを行っている。ここからなら、この箇所を破るのに何秒、次のステップでは何秒、・・・・・・。同時に自宅を他の家から見やすいようにも仕組んである。その他にも仕掛けがある。家の周りのゴミなどは毎日確認して始末している。もちろん具体的方法は内緒だ。
安全の基本は、なるべく不変の力で作動する手段が好ましい。電源喪失などでは安全サイドに確実に停止すように機械構造を工夫するのだ。
例えば、エレベータ:動くためには電源喪失時に乗りかごを止めるブレーキを電磁力で解除しなければ停止するような構造を持つ。ロープは大きな安全率を有するとともに、複数本使用している。さらに、高速落下時には自動ブレーキが、それでもだめなら、最下階にクッションがある。
制御電源が喪失した時、危険側となるパワー素子やパワープラントはもっと扱いが難しい。このようにいえば、何のプラントを今意味しているかおわかりでしょう。もっと危険なプラントも少なくとも2か所ある。いかに作られた安全であるかは既に証明されている。さらに危険を増大させるのは人的要素でもある。
日本においても、治安が改善して行く方向にあるとは思えない。整理整頓と事実を直視することは相対的安全を担保する方向であると私は考える。
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