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著作

  • 共著:「次世代センサハンドブック」培風館(2008)、「マイクロセンサ工学」技術評論社(2009.8)
  • 連絡先
    私への講演、セミナー、技術指導などのご依頼はこちらまで↓ okayamaproあっとまーくyahoo.co.jp  あっとまーくは半角の@にしてください
  • 単独著
    アナログ電子回路設計入門 (1994.12)、コロナ社: 実践アナログ回路設計・解析入門 (2005.1)、日刊工業: オペアンプ基礎回路再入門 (2005.7)、日刊工業: ダイオード・トランジスタ回路入門 (2005.12)、日刊工業: スイッチングコンバータ回路入門 (2006.9)、日刊工業: これならわかるアナログ電子回路基礎技術 (2007.6)

専門とする事項

  • 電源を含む精密アナログ電子回路の設計・開発、およびその教育、技術指導。センサ・アクチュエータシステムの構築。電子機器の不良解析指導および再発防止指導。解析主導型設計の推進と回路シミュレータの実践的活用指導。技術的側面からのプロジェクト管理指導。

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新刊

  • 岡山 努: アナログ電子回路の基礎と入門!これ1冊

教育

2012年4月14日 (土)

大学は本当に大学か

Img_0336 茨城の満開の桜

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体育活動ばかりで学ばなくとも卒業できる日本の大学。既に学び舎としての大半の機能を失っているような気がする。体育大学でもない限り、運動することと学業は本来関係ない筈である。

既に就職活動は後半戦に入っている。多くの有力企業は通年採用に踏み切っている。

きちんと基礎を学ぶ筈の大学は、ほぼ実学を放棄していてエンジニアリングを教えることのできる教員はあまりにも少ない。

高校は大学入試≒センター試験のためにあり、中学は高校受験のために存在しているかのような様相を示している。

一体、いつ、本気で学ぶのか?かなり、疑問である。逆に、そのルーズさ故に、個人として前半の2年間で自己訓練出来る機会も作りえる。

アナログエンジニアは、最初の1年を社会科学、政治学、法学、心理学などにエネルギーを注ぐとともに、論理思考できる自分流の耳と感性を養った。

いつの時代においても、教授者が性善であるとは限らない。少なからず反面教師であることもある。自学・自習の自己訓練、自己勉強が出来なければ、その後の進歩に多くは期待できないだろう。

研究者と称する人たちの中には、極度に狭い分野に特化していていて、それを自賛する風潮の人もいる。物事はそんな中で動いている訳ではない。関連分野を調べていればすぐわかることも曖昧にしてしまう。そんな風潮は厳につつしまなければならない。つぶやくのは勝手だが、不必要に物事を曖昧にすることは科学者のやるべきことではないだろう。

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2012年3月19日 (月)

計測無くして科学は無い

この言葉は眞島正市先生の本の冒頭に書かれている言葉である。科学者ならこの言葉の意味をかみしめて、肝に銘じて行動、あるいは研究・開発をするべきだとアナログエンジニアは考えている。

序文の3行だけを、引用させていただく。出典(1950)「計測法概論」、眞嶋、磯部著

「計測無くして科学は無い」と言われている。計測が科学特に工学上如何に重要であるかは上の一句に盡きていると思う.計測は内容的には計測方法,使用機器,結果の整理を含む.

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私の工学技術の原点はこの言葉に尽きる。そして、恩師、磯部孝先生の講義をむさぼるように聞きいった。44年まえの事である。当時は出来の悪い学生であったが、この言葉通りに技術者としての道を、その後、私は歩んできた。

現在の研究者・科学者には、この視点が欠落している人も少なからず存在する。アナログエンジニアは、その様な方の発信する情報やデータを信用することは無い。

一例を挙げよう。ホットな話題である放射線計測。

ガイガーカウンター:放射線によるフォトンによる気体の電離パルスを測るもっとも簡単な計器。

フォトダイオード:特殊な構造をもつSiのpn接合を利用して、簡易的に被曝線量シーベルト/hを測ることのできる計器。接合の深さなどに依存して、吸収線量換算の指示が変わると私は認識している。いまや、大型の工具類を扱うお店で1万円以下で売っている。

NaIプラスティックシンチレータと光電子増倍管(フォトマル)を組み合わせて吸収線量を測定する。

Geセンサ:より高精度に吸収線量を測ることができると言われている。他にも測定方法は有るかも知れない。

科学者なら、測定機材を明示して議論あるいはデータを示すべきであろう。

当然、マスコミで測定法に由来する誤差以上の有効数字で報道されている。

冒頭の言葉をかみしめて、計測器が何を測っているか、どのような原理で動作し、その特徴は何か?と理解し、データを解釈しなければならない。

そして、計測の基本を学徒に教授すべきであるが、その感性をもつ教育者、教授者はあまりにも少ない。

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2012年3月14日 (水)

頭の良くなる?マグカップ

Img_0288  111の元素記号と番号、カタカナ名が記載されているマグカップ。

わざと宙に浮いているように見せかけて撮影。

前置きはあるが「なんだか頭が良くなるマグカップ」。

ツイッター上で紹介されいた物を、インタ―ネット購入した品。

アナログエンジニアには、元素記号バージョンがふさわしい。

93番以上は超ウラン元素。1番水素~92番ウラン元素の一言紹介が出来ればエンジニアとして立派なもの。

知らないし、扱ったことのない元素は、Rb,Tc,La,Pr,Tb、Hf,Tl、Po,At,Fr,Ac,Paの12個。あとは大抵間接的にはお目にかかっている。

新しいアナログエンジニアのアイテム。Y以外は何かの形でその物質を含む工業製品などの形でなじみが深い。

このマグカップ、アナログエンジニアの手にかかれば、宙に浮くなのだー、浮いているのだー??

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本当は、アラミド繊維の素線(洋弓の弦)をほぐして、もっと細い糸を使いたかった。この位なら髪の毛位の太さで楽に支えられるが、途中で絡まってしまった。カッターの刃がこぼれる位強いので、何か所も切りたくない繊維。

2012年3月11日 (日)

高校物理

高校物理は大学受験科目の中では、もっとも学ぶには厳しい科目だろう。高校数学の微分・積分を使えば、決して暗記科目ではない。

私は地方の進学校の理系クラスであった。文系クラスの多かった記憶がある。40数年前。

アナログエンジニアは、高校物理を学ぶのにちょうど2年かかっている。最初の一年は独学、使った本は、金原寿郎先生が「私が高校で教えるとしたらこのように教えたい」との旨の序文がある「物理の研究」である。

微積が使えれば、高校物理は、暗記科目にはならない。「物理の研究」はそのように書かれた本である。そして、章末にある東京の進学高校の先生が作成した、多数の演習問題を解いた。

多くの理系人間でも、質点系の力学の後半で躓き、幾何光学は何とかなっても物理光学で苦労し、そして抽象度のより高い電磁気学を放棄するケースが少なからずある。

より効率的に学び、より正確な概念を得るには、高校数学は必要条件である。

高校物理は、測定技術:計測の原点=科学技術の基本になる素養でもある。

電磁気学と数学の組み合わせ:これをこなせる人材がいかに少ないことか!

ここをクリアしなければ、実務で創造する職で力を発揮することは困難である。

いまは、間に合わせの比喩を使った教え方も多くあるが、概念形成にはあまり役に立たないであろう。

今言えることは、物理を必須課目にしない大学の工学部/理工学部は、欺瞞に近く、送り出す学士たちのレベルを担保できない筈である。

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2012年3月 2日 (金)

アナログ電子回路教育

Img_0267 玄関先の鉢植えの花。連日低温だが、春の芽吹きは始まっている。

そして、学校では新学期が間もなく始まる。

電子回路教育は、今の多くの学生のレベルを考えると、説明が易しく、短期間で回路定数まで決めるために必要な情報まで伝えることのできるオペアンプから導入する方法も考えるべきかもしれない。

従来の半導体物理からダイオード・トランジスタへと進む教え方では、アナログ電子回路での挫折者が出やすい。

オペアンプから導入すれば、理想オペアンプでの説明の際に、オームの法則(抵抗に関する法則)や、キルヒホッフの法則も復習しながら説明できるのだ。とくにオームの法則の電流の向きと電圧の向きを強く意識させる必要がある。この理解なしに、キルヒホッフの法則は正しく使うことは困難である。

自著で済まないが、この目的に沿う本に仕立てたつもりの本である。

オペアンプ回路の説明では、仮想短絡を良く使うが、理想オペアンプの説明だけでは、回路定数を決める情報は含まれていない。

オペアンプ回路本は数多くある。しかし、オペアンンプの非理想的な特性を考慮して初めて回路定数の絶対値やオペアンプの選択に必要な情報を含む記述をする必要がある。

このため、「オペアンプ基礎回路再入門」、日刊工業新聞社刊を、私は記した。

最近では、電子回路でオペアンプから、あるいはオペアンプのみに絞って教える学校も存在する。

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